顧問先の「他社はどうなの?」に答える。同業種比較サービスをいよいよ開始!

こんにちは。
Mikatus(ミカタス)社長の田中です。

私が税理士さんとお話していると、
「御社はTKCさんのBASTのようなサービスはやらないの?」
というご要望をいただくことがよくあります。

そのようなご要望に応えるべく、「いい税理士」のみなさまが待ち望んでいるサービスの開発に着手しました。
その名もYOSOD(ヨソッド)(仮)!!


経営者の関心事である「よその会社はどうなの?」に応えるサービス

YOSOD(仮)は端的に言うと、中小企業経営者の「よその会社はどうなの?」という質問に、税理士さんが答えるためのサービスです。

『今年はうちも売上がだいぶ伸びたけど、よそはどんな感じ?』
『他社の給与水準ってどんなもんなの?』
『他社の接待交際費ってどのくらいなのかな?』

企業経営者は他社の動向をすごく気にします。
「他人には負けたくない」という経営者ならではの本能が働く事はもちろんなのですが、それ以上に、「目標を立てたり、自社の経営状況を改善させたいと考えたときに、何らかの目安や基準がほしい」ということが大きな理由です。

例えば、来期の売上目標を定める際には、同業他社がどのぐらい売上を伸ばしているのかということが一つの目安になります。
他社が軒並み売上を落としているのであれば、「前年並み」「現状維持」といった一見保守的に見える売上目標でも、実は十分に高い目標設定であると言えます。


スーパー・データ・サイエンティストがA-SaaSのデータを分析する!

こういった、「他社はどうなの?」「よそはどう?」という経営者の問いに答えるためには、「数多くのデータ」とそれを基にした「分析」が必要になります。
これらの「数多くのデータ」と「分析」が伴って初めて、経営者にとって有益な「他社の情報」となるのです。

私たちのメイン製品であるA-SaaSには、11万社を超える会計データと、40万人を超える給与データが蓄積されています。
これらのデータを基に、当社の「スーパー・データ・サイエンティスト」こと西口真央(西口のプロフィールはこちらの記事をご覧ください)が分析の手を加えることで、「他社はどうなの?」「よそはどう?」という経営者の問いかけに答えるための「有益な情報」ができあがるというわけです。


そして実は、、、

すでに以下のような情報をA-SaaSから抽出可能であることが確認できています。

・「医療業」に分類される企業の社員一人当たりの給料は〇円
・「飲食業」の全社員数に占める非正規社員の割合は〇%
・「不動産業」の売上の伸びは前年比で〇%

これらはあくまで一例で、まだまだ企業経営者にとって有益な情報を抽出することができそうです。
あとはこれらの数字を、「年商1億未満の企業」、「年商1億~5億の企業」というような規模別で見ていくとか、あるいは「九州地方」「関東地方」といったエリア別に見ていくといったことが必要になるでしょう。


サービス化のためには、ユーザーのみなさまのご協力が必要です!

また、このYOSOD(仮)をサービス化するにあたっての課題も見つかっています。
それは「業種がきちんと入力されている顧問先の数がまだまだ少ない」という事実です。
上述のように、私たちのメイン製品であるA-SaaSには、11万社を超える会計データが蓄積されているのですが、そのうちきちんと業種が入力されているのはわずか約4万社に留まっています。

さらに、業種カテゴリの見直しも必要になります。現在のA-SaaSの業種カテゴリである「飲食業・宿泊業」「製造業」といった分類では大雑把過ぎます。そのため、顧問先さんと議論する際の情報としては、まださほど有益とは言えません。

例えば、「飲食業・宿泊業」については、「ラーメン店」と「リゾートクラブ」とではカテゴリを分けるべきですし、「製造業」ではあまりに広すぎるので、この中で食料品、衣類、鉄鋼というようなカテゴリを設けるべきです。そのうえで、A-SaaSユーザーのみなさんに業種をきちんと再入力してもらう必要があります。


YOSOD(仮)が生み出す「キャッシュ・イズ・キング」との相乗効果

最後に、このYOSOD(仮)の提供を開始することで、当社が11月からみなさまに提供を予定している「キャッシュ・イズ・キング」の価値もさらに高まると考えています。
「キャッシュ・イズ・キング」リリースに関する社長日記はこちら >>

「キャッシュ・イズ・キング」で、経営者と共に「打ち手を検討する」際にYOSOD(仮)を使えば、次のようなやり取りが可能になるからです。

「社長、交際費がちょっと多いようです。同業他社を見ると、売上の〇%程度が一般的の様です。せめて他社並みにして会社にキャッシュを残しませんか?」

「社長、同業他社の原価は貴社よりも〇%低いようです。簡単じゃないのはわかっていますが、原価を減らすアイデアを一緒に考えませんか?」

「社長、同業他社の状況を見ると、借入の金利をもう少し下げられる余地がありそうです。一緒に金融機関に交渉しにいきませんか?」


「いい税理士」の活動を支えられるように。
「いい税理士」を志す人の拠り所となれるように。

私たちMikatus(ミカタス)は、「いい税理士」を全力で支え、そして広げていきます。


田中

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