もう「先生」はやめます! 「いい税理士」の矜持とともに
こんにちは。
Mikatus(ミカタス)社長の田中です。
決心しました!
先週、私たちMikatusは、ある決心をしました。
これまで私たちは、営業も、ヘルプデスクも、私自身も、当社のお客様である税理士のみなさまを、「〇〇先生」とお呼びしていました。
ですが、今後はこれを一切やめて、「〇〇様」、「〇〇さん」とお呼びすることにします!
「いい税理士」の矜持
決心のきっかけは、先日当社で開催した「第一回 いい税理士総会」に参加してくださった、ある税理士さんとのやり取りでした。
>>「第一回 いい税理士総会」の模様はこちらの記事をご覧ください
税理士さん:ところで、田中さん。あの、「先生」って言うのやめてもらえません?
なんかもう、気恥ずかしくて、「先生」なんて呼ばれるの。田中 :え?〇〇先生、普段は「先生」って呼ばれてないんですか?
税理士さん:呼ばれてませんよ!お客さんからも、事務所のスタッフからも。
田中 :そうなんですね。。。
聞けば、ご自身には自分が「先生」であるという認識はないとのこと。
「昔は税理士『先生』として偉そうにふんぞり返ってればよかったのかもしれませんが、今はそんな時代ではないですよね」
こうおっしゃいます。
中小企業経営者のパートナーとして、伴走者として、ときには友人としてお付き合いをしていきたいとおっしゃるこの税理士さんからすると、「先生」と呼ばれることは、あまりにもご本人の意識とギャップがあるのかもしれません。
そう言えば、、、
と、思い出したのが今年の4月に開催した豊橋での「いい税理士」座談会です。
その座談会にご参加いただいた若手、ベテラン両方の税理士さんたちからこんな言葉が飛び出していました。
・「お客様から『先生』と呼ばれることには違和感を感じます。『さん』づけで呼んでもらうようにお願いしています」
・「もう30年以上税理士をやっているが『先生』にはずっと違和感を感じている。せめて『所長』と呼んでもらうようにしている」
そうか。。。
まさに、目から鱗でした。
「いい税理士」が「先生」を嫌がる理由
「いい税理士」は、事務所全体で中小企業の業績向上に貢献します。
事務所として企業の業績向上に貢献しようと思えば、税理士さんは、経営者とはもちろん、事務所スタッフとも強固な信頼関係を築くことが不可欠です。
そして、その、対経営者、対スタッフとの関係性は、どちらも「上下」ではなく、「チーム」や「パートナー」といった比較的フラットなものです。
名は体を表します。
「いい税理士」が提供する価値や、その使命を考えたら、税理士さんが自分のことを「先生」と呼ばせることに、違和感を覚えるのは当たり前なのかもしれません。
「いい税理士」をビジョンに掲げていながら、そんなことにも考えが及ばず、税理士さんを「先生!」と呼び続けていた自分が恥ずかしくなりました。
志を共にするパートナーとして
さて、話を戻します。
前出の税理士さんとのやり取りの後、私はすぐに全社員に対して以下のようなメッセージを発信しました。
さきほど僕はある決心をしました。
それは、
「お客様である税理士さんを『先生』と呼ぶのをやめる!」
ことです。僕もしばらくは「先生!」って呼んでしまうこともあると思うけど、少しずつ「さん」(または「様」)に慣れていこうと思います。
みんなもぜひよろしくお願いします!
「〇〇先生」をやめて「〇〇さん」、「〇〇様」に。
もしかしたら、「何を小さなことを大げさに・・・」と思われるかもしれません。
しかし、この決断は、私たちが「いい税理士」さんをより深く理解した結果であると同時に、税理士さんをお客様としてだけでなく「志を共にするパートナー・仲間」でもあると捉え直した私たちの、大きな意識の変化を表しているのです。
これからは決意を新たに、「いい税理士」さんに「Mikatusは自慢のパートナーだ」とおっしゃっていただけるように、ビジョン実現に向けて頑張ってまいります。
今後とも、私たちMikatusをどうぞよろしくお願いいたします!
田中